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要求性能墜落制止器具の規格変更対応について(フルハーネス対応について)
はしご昇降時は、はしごによっては地上から6.75m以上の高さが発生することより、はしご昇降時の安全確保と、墜落時の衝撃を抑え、身体へのダメージを最小に止めることを目的に、フルハーネス対応墜落制止用器具として「トド丸」が開発されました。
「トド丸」の主なポイント
「トド丸」が目標としたのは主に2点
- ①いかに落下距離を短くして身体への衝撃荷重を最小化すること。
- ②はしご昇降中の安全姿勢を確保(三点支持昇降)すること。
その結果、フロントD環付の要求性能墜落制止用器具フルハーネスとの組合せた際に、両手がフリーな状態にすることで三点支持昇降を可能とし、万が一の際にも落下距離を短くし衝撃荷重を最小限にとどめたフルハーネス用つい落防止具「トド丸」が誕生しました。
落下距離を短くすることで、落下時に人体に加わる衝撃荷重を最小限にとどめます。
独立行政法人 産業安全研究所技術指針「安全帯構造指針」より
「質量85kgの落下体を用いて落下試験をしたとき、落下体を保持し、最大衝撃荷重は8kNを超えず、落下距離は2mを超えないこと」
を参考に、社内規格を設定しました。
※左図は、自社工場での社内試験結果となります。
社内規格値 | 試験結果(平均値) |
---|---|
落下体質量 : 100kg | 落下体質量 : 100kg |
衝撃荷重 : 4.0kN以下 | 衝撃荷重 : 2.8kN |
落下距離 : 1.0m以下 | 落下距離 : 280mm |
落下距離が短い(注1)ので、床高さ2m以上から墜落防止対策を行うことができます。(安衛則518条第2項)
注1)使用者のフルハーネスの着用状態等により墜落制止時の落下距離には個人差があります。
タイプ別早見表
タイプ | トド丸(フルハーネス対応安全器) | ナス環タイプ安全器 |
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本体 | ||
ご注意 | フロントD環付フルハーネスが |
新規格での胴ベルト型安全帯と |
装着写真 | ||
型式 | ■軽太5.5 : LT-5.5TD |
■軽太5.5 : LT-5.5 |
お願い | 【耐用年数について】
これらに準じて、親綱ロープやつい落防止具(安全器)の最大耐用年数は下記の通り設定しています。 ■親綱ロープ : 2年 【安全にご利用いただくために】 |
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ダウンロード | ハーネス用つい落防止具トド丸 取扱説明書(948KB) |